当研究室では、物質の性質(物性)を分子レベルから理解し、得られた知見を工学的応用に生かすための研究を行っています。 対象としては、高分子、液晶、コロイド,ミセルなどの「ソフトマテリアル」と呼ばれる物質を扱います。 研究テーマは、超音波と光を用いた異方性分子・粒子の計測技術の開発,ヘテロダイン動的光散乱法による液晶性分子の配向運動の研究, 高分子ゲルの状態変化に関する研究を行っています。 どのテーマも独自に開発した装置を用いて,これまでの手法で得られないソフトマテリアルの物性に関する知見を得て, 材料開発に対する基礎的な知識を深めることをねらって研究を行っています。 分子動力学シミュレーションによる液体・溶液の輸送物性の予測を行っています。

●学生の方へ

研究室では,紹介に書いたように様々な機器を組み合わせて独自の装置を使って研究しています。 そのため,簡単ではない面もありますが, その分学べるものも多くやりがいのあるテーマがそろっています。 上に書きましたように,分子動力学シミュレーションを行って実験結果の検証を行っています。

●企業の方へ

当研究室の装置は,他ではほとんど見られないオリジナルな装置です。 市販の装置では測定できない液体のひずみ光学係数の測定ができることが 特徴です。興味のある方は是非お尋ねください。