ABOUT US

生体に無毒な酸化鉄のナノ粒子を種々のバイオマテリアルで修飾することで機能をもった磁性ナノ粒子を開発し、機能性磁性ナノ粒子を用いた医療技術(ナノメディシン)の開発を行っています。磁性ナノ粒子は磁気分離および磁気誘導が可能なことから機能性磁性ナノ粒子を用いた再生医療プロセスおよび新しい再生医療技術の開発、さらに磁性ナノ粒子が交流磁場で発熱する性質を利用した機能性磁性ナノ粒子を用いたガン温熱療法の開発を行っています。その他、分離融合システム工学に基づく新しい医療技術の開発を目指します。

KEY WORDS

医用工学、ナノメディシン、バイオプロセス、ナノバイオ材料、再生医療、がん治療、磁性ナノ粒子、ティッシュエンジニアリング、がん温熱療法、細胞培養、iPS細胞、分離融合システム工学、バイオ人工すい臓、リン脂質ポリマー、酸化還元活性ポリマー

NEWS & TOPICS

  • M2の二ツ橋龍君が化学システム工学専攻修士中間発表会で優秀発表賞を受賞しました。「バイオ人工膵臓のためのリン脂質ポリマー修飾アルギン酸ゲルの開発」(2024.4.11)
  • M2の西川安美さんが化学システム工学専攻修士論文発表会で最優秀発表賞(マテリアル系3専攻内1位)を受賞しました。「磁気温熱療法における抗腫瘍免疫を強化するall-in-one磁性ナノ粒子の開発」(2024.3.25)
  • 井藤教授が公益財団法人永井科学技術財団「学術賞」を受賞しました。「機能性磁性ナノ粒子を用いたがん治療法の開発」(2024.3.5)
  • PVAマイクロキャリアの開発に関する(株)クラレとの共同研究の成果がJournal of Bioscience and Bioengineering誌の表紙に選定されました。(2023.12.19)
  • ミトコンドリア指向性磁性ナノ粒子を用いたがん温熱治療に関する論文がCancer Science誌のIssue Highlightsに選定されました。(2023.8.24)
  • 井藤教授がELSEVIERのJournal of Bioscience and BioengineeringのEditor-in-Chiefに就任しました。(2023.6.1)
  • 井藤教授が日本生物工学会の理事に就任しました。(2023.6.1)
  • M2の山﨑裕永君が化学システム工学専攻修士論文発表会で優秀発表賞を受賞しました。「がん温熱療法におけるDDSを指向したポリマー被覆磁性ナノ粒子の表面設計」(2023.3.27)
  • B4の二ツ橋龍君がマテリアル工学科卒論発表会で優秀発表賞を受賞しました。「バイオ人工膵臓のためのリン脂質修飾アルギン酸ゲルの開発」(2023.3.27)
  • 金子助教が化学工学会第88年会で依頼講演 "Preparation of redox phospholipid polymers for cancer therapy" を行いました。(2023.3.16)
  • 井藤教授の研究紹介が、工学部工学研究科情報誌「PRESSe」に掲載されました(磁性ナノ粒子が拓く医療技術)。(2023.2.9)
  • JSTさきがけ研究, 渡邉財団特別研究助成等の成果がBioengineering & Translational Medicine誌に掲載されました。インスリンを分泌する膵島組織の凍結保存は糖尿病治療のドナー不足を解決しますが、移植に必要な量の大容量を急速に冷却・解凍することは出来ませんでした。特に、冷却には液体窒素(-180℃)を使用できますが、加温に関しては細胞が死なない温度(37℃)で行う必要があり、サンプルをお湯に浸ける方法では外側から溶けていくため、大容量サンプルでは中心部の加温速度が遅く、氷晶が細胞を破壊します。本研究では、磁性ナノ粒子をサンプル中に分散させておき、交流磁場でナノ粒子を誘導加温することで、均一かつ急速に解凍することで、移植に資する膵島を大量に凍結保存することに成功しました。https://aiche.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/btm2.10416(2022.9.27)
  • M1の西川安美さんが化学工学会第53回秋季大会でバイオ部会優秀ポスター賞を受賞しました。「腫瘍微小環境をターゲットとした温熱免疫療法」(2022.9.15)
  • 磁性ナノ粒子を用いたがん温熱療法の総説論文が掲載され、ジャーナルの表紙に採用されました。 https://www.mdpi.com/1422-0067/23/12(2022.6.24)
  • 井藤教授が名古屋大学 未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所 バイオマテリアル研究部門長に就任(兼務)しました。http://chem.material.nagoya-u.ac.jp(2022.4.1~2024.3.31)
  • B4の西川安美さんがマテリアル工学科卒論発表会で優秀発表賞を受賞しました。「腫瘍微小環境をターゲットとした温熱免疫療法の開発」(2022.3.25)
  • M1の山口明生君が化学システム工学専攻修士中間発表会で優秀発表賞を受賞しました。「酸化還元活性リン脂質ポリマーによるがん細胞の免疫原性細胞死誘導」(2022.3.25)
  • 化工・マテリアル研究室ソフトボール大会で準優勝しました。(2021.10.29)
  • M1の山口明生君が化学工学会第52回秋季大会でバイオ部会優秀ポスター賞を受賞しました。「酸化還元活性リン脂質ポリマーによるがん細胞の免疫原性細胞死誘導」(2021.9.23)
  • 井藤教授が日本磁気学会学術講演会で招待講演 "Hyperthermia using functional magnetic nanoparticles" を行いました。(2021.9.1)
  • M2の鈴木悠太郎君とB4の西川安美さんの研究テーマ「磁性ナノ粒子を用いたがん温熱療法における免疫チェックポイント阻害剤の効果」が、化学工学会第52回秋季大会の注目講演に選ばれ、プレスリリースされました。(2021.9.8) https://www.scej.org/docs/general/press-release/52f_press.pdf
  • M1の山口明生君の研究テーマ「酸化還元活性リン脂質ポリマーによるがん細胞の免疫原性細胞死誘導」が、化学工学会第52回秋季大会の注目講演に選ばれ、プレスリリースされました。(2021.9.8)
  • M1の鈴木悠太郎君が化学システム工学専攻修士中間発表会で優秀発表賞を受賞しました。「免疫チェックポイント阻害剤を用いたがん温熱免疫療法の開発」(2021.3.26)
  • B4の森口浩聡君「1型糖尿病治療を目指したバイオ人工膵臓の機能性評価」、山口明生君「酸化還元活性リン脂質ポリマーによるがん細胞死誘導に関する研究」がマテリアル工学科卒論発表会で優秀発表賞を受賞しました。 (2021.3.25)
  • M1の中井友規君が化学工学会第51回秋季大会でバイオ部会優秀ポスター賞を受賞しました。「磁性ナノ粒子を用いた生体組織の凍結保存」(2020.9.28)
  • JSTさきがけ研究の成果がScinetific Reports誌に掲載されました。ヒトiPS細胞の凍結保存技術に関する論文で、凍結保存液に磁性ナノ粒子を入れておいて、解凍時に交流磁場で均一に素早く溶かせば、大容量での凍結保存も可能であることを示しました。https://rdcu.be/b6dHB
  • 内閣府 日本学術会議が作成する「学術の動向」に井藤教授の論文「若手化学工学者としての私の履歴書」が掲載されました
  • 内閣府/河合塾「みらいぶプラス」に井藤教授が掲載されました https://www.milive-plus.net/researcher/s2403/
  • 金子真大先生が助教として着任しました(2020.4.1)
  • テクノフェア名大2019にブース出展します(2019.10.19) www.engg.nagoya-u.ac.jp/techno/techno2019/booth.php
  • 助教の公募を開始しました(2019.10.23〆切)www.nagoya-u.ac.jp/employment/upload_images/20190823_engg1.pdf
  • 井藤教授が骨格筋スマート社会実現コンソーシアム講演会で招待講演「磁力を用いた三次元筋組織構築とin vitro評価系の開発」を行いました(2019.9.19)
  • 井藤教授が生物工学会中部支部例会で特別講演「機能性磁性ナノ粒子の開発と医療分野への応用」を行いました(2019.8.6)
  • AMED医療分野研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)のプロジェクト「高機能性ビニルアルコール系重合体を用いた革新的バイオ人工膵臓の開発」を開始しました(2019.7.29)
  • 井藤教授が東海ハイパーサーミア研究会で特別講演「機能性磁性ナノ粒子を用いたハイパーサーミア」を行いました(2019.7.20)
  • 井藤研究室が発足しました(2019.5.1)