狭いバンドギャップを持った新たな光触媒の開発

狭いバンドギャップを持つ光触媒の活用は、太陽燃料生産の鍵となります。私たちの狙いは、VBコントロールやドーピングといった様々な方法を用いて、光触媒システムにおける光子利用効率を向上させることにあります。

Nat. Mater. 18, 827–832 (2019)

光触媒を用いた新たなデバイスの開発

高効率かつ拡張性に優れた太陽光で駆動する人工光合成システムの開発は、太陽燃料の大量生産に向け、中心となる課題です。私たちは、光触媒シートに代表されるような新たなデバイスを設計、開発し、光触媒による効率的な太陽燃料の生産の実現を目指しています。

Nat. Mater. 15, 611–615 (2016)
J. Am. Chem. Soc. 139, 4, 1675–1683 (2017)
Joule 2, 2667–2680 (2018)

選択的なCO2削減のためのハイブリッドシステムの開発

CO2を燃料に変換する持続可能なシステムの開発は、地球全体におけるカーボンニュートラルと、温室効果ガスのCO2を用いた再生可能な化学物質や燃料の生産の実現に向けた大きな課題となっています。私たちの研究は、光触媒シートにおける選択的な触媒分子の結合といった、CO2分解反応における生成物の選択性の向上に向けた新たなアプローチを探求します。
 

Nat. Energy  5, 703–710 (2020)